- ホーム >
- 経営コンサルティング実績・事例紹介 >
- 【社内活性】 『学んで話して心が通う!』 研修で社員の和を強化する!
経営課題別事例 【社内活性】
『学んで話して心が通う!』 研修で社員の和を強化する!
企業概要
業種: 金属製品製造業 C社
年商: 380百万円
従業員数: 24名
経営課題
・社内モチベーションの低下が見られる
・社員間のコミュニケーション不足が表面化している
・会議体が有効に機能していない
・次代のマネジメント体制構築が必要になっている
・人材教育のしくみが不足している
改善支援策
1.『社内研修』による認識・知識の統一
C社の場合、全10回に渡り研修をすることで、社内の知識補充や意思統一を図りました。はじめは経営陣のみでスタートし、回を重ねるごとに管理職→従業員全員と対象者を増やし、経営者の考え方や目的意識を強く反映させながらカリキュラムを作成していきました。
また、5Sや報連相といった製造業の基本的な活動やビジネスマナーについても、より一層社内に根付かせるために研修テーマに取り込んでいます。
2.『チームビルディング』による社内活性化
研修では座学による知識の提供の他に、管理職向けに社内活性手法を習得してもらうため、ゲームなどの体感作業によるチームビルディングを導入しました。
小グループにおいて限られた条件や制約の中でモノづくりを行い、その成果の発表や共有をすることで、チームの動かし方や情報伝達の手法を体得していきます。また、経営者は作業の様子を外側から観察し、メンバーのリーダーシップや参加姿勢の評価をフィードバックしていただき、個人の特性をつかみ取れるような工夫も施しています。
3.『グループディスカッション』による意見集約
研修を通して学んだ知識を、自社の状況に照らし合わせて評価し、問題点の抽出・整理をする時間を設けました。日常的に意見やアイデア出しが活発ではない状況を踏まえ、ブレインストーミングを繰り返すことで、他者の考えと擦り合わせて結論を導く体験をし、職場メンバー間で発想を膨らましてカイゼン活動へ繋げてもらうことを主眼としました。
また、ディスカッションによって抽出された未解決の問題点は、経営者によって別途解決のための会合を実施いただき、自身の意見が会社に届いていることを実感できるよう配慮しています。

ここがポイント!
当社の研修は、経営陣から始めます。まずは、会社方針や戦略をしっかりと構築して、それを基にカリキュラムを組み立てていきます。経営者の悩みを解消するためにも、自社に必要不可欠な知識をまずは経営者が学び、上層部から理解を深めていただくことで現場への波及を促します。

スタッフは見た!
研修は土曜日の午後という時間帯での実施でした。当然、お腹はいっぱい且つ半分週末モードですが、10回を通して居眠りする人“0人”という素晴らしい成績でした。全従業員向け最終回の演習では、他班を応援にいくリーダー、設備移動を率先して手伝うリーダー、そして、研修終了後の片付けではチームワークを最大に発揮し圧巻の光景でした。やはり、社内の活性化には、何事に対しても自発的に行える社員を一人でも多く育てることが重要と実感しました。
成果
・後継者の意見が尊重され、工場長誕生という次代の組織体制へ着手
・管理職が組織上の役割を認識し、率直に意見交換できる風土へ好転
・研修時間の共有を通じて、社員間の会話が増進
・経営者間で社員教育の必要性を再認識し共有